ボディビル界隈で使われる専門用語のそれぞれの意味は?
こんにちはカイです!
筋トレ歴は10年ほどで、コンテストでの優勝経験あり。
ゆえに毎年5キロから10キロの増減を繰り返しています。
また本記事では筋トレ専門用語ではなくボディビルの大会で耳にするような、ビルダーの会話で出てくる用語を取り上げていきます。
ですから記事内で紹介する用語の意味を知っておくと、ボディビルの大会を見に行った時やボディビルダーと会話する際にも役立ちます。
※関連:ボディビルのポーズ名一覧【取り方まで大会優勝者が解説】
ボディビルの専門用語7選
結論として、ボディビルダーの会話でよく出てくる、ひとまず知っておけばオッケーなボディビル用語は以下のとおり。
- バルク
- カット(セパレート)
- ストリエーション
- ディフィ二ション
- プロポーション
- キレてる!
- 仕上がり
では順に解説していきます。
バルク
バルクとは英語だとBULKで「大きさ、かさ、容積」などといった意味があります。そういった所からボディビル界隈ではズバリ「筋量」のイメージで使われています。
具体的には「あの人バルクがやばい」といったように笑。要するに筋肉がデカいってこと。
またバルクが派生してバルキーなどと言うフレーズも使われたり。こちらは「ゴリゴリな」みたいなニュアンス。「バルキーっすね~」みたいな使われ方が多かったり。
他には最近だと「バルクする」なんて使われ方もよく耳にしますね。こちらはデカクなるつまり「増量する」みたいなイメージになります。「来月からバルクする!」といったように。
そんなわけでそれっぽい人とジムで目が合ったらとりあえず「バルキーっすね~」って言っとけば仲良くなれます。
カット(セパレート)
こちらはおそらく英語のCUTから来たものかと。(詳細は不明)
カットつまり「切るとか切り離す」といったイメージから、筋肉の一つ一つが分かれてる様子を意味します。
体脂肪が少なく筋肉と筋肉の間の割れ目がはっきりしていると「あの人カットがヤバい」といった使われ方をします。
またカットと同じようなニュアンスで、セパレートなんて表現を使う場合もあったり。
セパレート(SEPARATE)は「分離する、切り離す」といった意味で、これまた「セパレーションがヤバい」みたいな感じで使われる用語になります。
そんなわけでカットやセパレートは、バキバキな人に向けて言ってあげてください。
ですが体脂肪が低くなくても、筋肉と筋肉の分け目がはっきりしてる場合には「カットが深い」なんて言われ方もします。
ストリエーション
ストリエーションはSTRIATIONから来ており「筋とか縞」といった意味があります。
ですから具体的には、体脂肪が低い状態のお尻や肩、胸、三頭筋や四頭筋などにあらわれる無数のギザギザのことを言います。
ここで大事なのがカットとストリエーションは異なるものということ。
(別に勘違いしててもなんの問題もないですが笑。)
そんなわけで仮にお尻にストリエーションが走っているようなら、それはそれはもうめちゃめちゃ体脂肪が少ない証拠。
ちなみにストリエーションは「走る」と表現されることが多いです。肩にストリエーションが走ってるといったように。
ディフィ二ション
こちらはDEFINITIONから来ており「定義づけ、解像度」などといった意味があります。
ことボディビルで使われる時は「完成度」みたいなニュアンスで使われますね。
「ディフィ二ションが1人だけ違う!」みたいな感じで。バキバキ具合やゴリゴリ具合などトータルで見た時の様子をさします。ですがそこまで使用頻度の多い用語ではないですね。
プロポーション
こちらは英語だとPROPORTIONで「割合、調和」みたいな意味があります。
こういった意味からボディビルでは体のバランスを指します。「あの人プロポーション良過ぎやろ!」みたいな使われ方がほとんどですね。
具体的に、全体的に筋肉がバランス良く発達している人や、ウエストが細く背中の広がりや脚の広がりが際立つ人に向けて使う用語になります。
フィジークなんてカテゴリだと生まれ持ったプロポーションが勝敗を左右する場合もあったりします。生まれつき骨格に恵まれていたり。
キレてる!
こちらはボディビルやフィジークの大会に行くとよく耳にする用語。
筋肉がバキバキ!といったことを「キレてる」と表現します。上記の「カット=切る」からきているのでしょう。
仕上がり
こちらは大会に向けて体脂肪をとことんまで落とした状態をさします。
「仕上がった、つまりバキバキになった」といったような感じで使われます。
また「あと~キロで仕上がる」つまり「あと~キロで体脂肪が落ちてバキバキになる」といった際にも使われる用語。
オフ~キロ、仕上がり~キロみたいなことをSNSに書いてたりするのを見かけるかもですが、仕上がりとは体脂肪を落しきった時の体重のことです。
ですがこの「仕上がり」の定義は人によって違ったり。どういうことかと言うと、他人から見るとバキバキでなくても当の本人はバキバキだと思っていて仕上がったと思うことがあるのです。
ですが大会に出てみると自身の仕上がりは甘かったと気づくことに。そういった意味で、筆者が考える「仕上がり」はお尻にストリエーションが走った状態かと。
ですから筆者は今まで仕上がったことがないということ。毎年そこまで絞る(体脂肪を落す)つもりですが、なかなかうまくいかないものです。
専門用語を知ってるとよりボディビルを楽しめる:まとめ
上記の内容が、ボディビル界隈で使われる主な専門用語です。
余談ですが、よくテレビなどでボディビルの大会の掛け声が取り上げられますが、実際に大会で耳にする用語は「キレてる!デカいよ!」ぐらいです。
以下のような本でも取り上げられる言葉は、主に学生の大会に限られた話。
場を盛り上げる意味でも、学生が面白いフレーズを考えて掛け声としています。
一般の大会で「肩にちっちゃいジープ乗せてんのかい!」なんてまあ聞かないですね。
ですからそういったボディビル掛け声を楽しみに大会を観戦しに行くのなら、ぜひ学生が主催の大会に足を運んでみてください。
それはそれは面白いです。
以上ボディビル専門用語【大会観戦時も使える7つのフレーズ】でした。