
ボディビルダーのブランドンカリーとはいったい何者やの?
こんにちはカイです!

筋トレ歴は10年ほどで、大会での優勝経験あり。
(※現在の体はTwitterでチェックできます😉)
そんなわけで、普段から海外のフィットネス情報にも目を向けています。そこで今回は、「ここ数年で大きな結果を獲得するに至ったブランドンカリー」について解説。
プロ選手から何かしらを学んで、より効果的な筋トレライフを進めていきましょう。
ブランドンカリーはこんな人
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- 名前:Brandon Curry
- 身長:172.5㎝
- 体重:オフ120.2キロ オン115.7キロ
- 年齢:1982年生まれ(37歳)
- 職業:プロのボディビルダー
ブランドンカリーと言えばそうです、世界1の筋肉を決める大会ミスターオリンピア2019で見事に優勝した人物。新たな歴史が刻まれた瞬間でもあります。

もはや爆発するんじゃないかと言わんばかりにギュウギュウに詰め込まれた筋肉の人。
そんなブランドンカリーですが、ここまでくるには相当な労力を注いできたそう。今回はそんな彼がミスターオリンピアになるまでの道のりをみていきます。
ブランドンカリーの若い頃
アメリカはテネシー州で生まれ育ったブランドンカリー。両親は彼を活発な子にしようと「体操競技、レスリング、アメフトに陸上」と習わせていたそうな。
そんなブランドンカリーは6歳でウエイトトレーニングに興味を持ち、学校から帰ると毎日ダンベルでエクササイズをするようになります。
高校を卒業してからは、さっそくボディビルでのキャリアを積み始めように。大学では運動科学を専攻しトレーニングや栄養に関する知識をさらに蓄えていったそうな。
ブランドンカリーのプロ生活
大学を卒業してからはジムでパーソナルトレーナーとして働き始めた彼。2003年のデビュー戦を優勝しそこから数々のアマチュア大会に出場。
2008年には10キロ以上の筋肉をつけてNPCアメリカ大会で優勝しプロカードをゲット。そうしてプロになってから2017年までで24のプロ大会に出場。
2011年のミスターオリンピアでは8位、2013年のアーノルドクラシックブラジルでは優勝、2017年のアーノルドクラシックオーストラリアでも優勝と着実に結果を積み上げています。

そんなブランドンカリーですが、ここ数年はクウェートにあるオキシジェンジムで修行をしていてかなりサイズアップしたように感じます。
オキシジェンジムというとあのビックラミーが、以前ホームジムとしていた所。いわば単身赴任です。家族はアメリカにいますので。
そのかいもあってか、今年のミスターオリンピア2019で見事に優勝し世界1になりました。
まだまだ若いので今後どういった体になっていくのか楽しみでなりませんよね。
(追記:2020年はビッグラミーに敗れ2位、2021年も同様に2位、2022年は4位)
では次にそんなブランドンカリーのトレーニングを見ていきましょう。
ブランドンカリーのトレーニング
これはオキシゲェンジムに単身赴任する前のトレーニングになります。
向こうでは特別なプログラムがあるそうですが、あまりにも情報源が少ないのでアメリカにいたころのトレーニング内容。
ブランドンカリーは気分によって週に4.5回のトレーニングをするという。
以下のように、「筋力を伸ばすことがメインの日」と「筋量を増やすことがメインの日」に分けているそう↓
- 筋力を伸ばす日はインターバルを長めにとりレップ数も少なめ
- 筋量を増やす日は10レップ前後で収縮種目も取り入れる
いわば非線形ピリオダイゼーションみたいなメニューの組み方ですかね。こうすることで停滞を防ぎつつ筋肉の成長が見込めるとも一つ考えられます。
そんな彼の具体的なメニューは以下のとおり↓
脚のトレーニング
- レッグエクステンション
→8回から12回を4セット - スクワット
→8回から12回を3セット - ワンレッグレッグプレス
→8回から12回を3セット - バーベルランジ
- シーテッドレッグカール
→5回から7回を3セット - ワンレッグカール
→8回から12回を3セット - スティフレッグドデッドリフト
→8回から12回を3セット - ライイングレッグカール
→8回から12回を3セット - スタンディングカーフレイズ
→8回から12回を4セット - カーフプレス
→8回から12回を4セット - シーテッドカーフレイズ
→8回から12回を3セット
シンプルかつ基本種目が詰まったメニューとなってますね。
四頭筋に関しては、スクワット含めすべての種目で常に負荷が抜けない位置での動作を継続しているように思います。

プロ選手のトレーニングで多いのが、常に一定のスピードで動作し続けるという点。
一見粘りに粘った動作の方がきつそうに感じますが、筋肉への刺激の大きさという点で考えれば常に動かし続ける方が仕事量は多くなります。
またハムストリングに関しては、膝が支点の動作が多くハムストリングの中でも膝上の方に刺激が集中するように感じたりも。
股関節から大きく動かす動作が少ないと言いますか。
とは言え、これまた常に一定のスピードで動作していてトレーニングのうまさが感じられますね。
胸と背中のトレーニング
- デクラインプレス
→8回から12回を3セット - ディップス
→8回から12回を3セット - ペックフライ
→8回から12回を3セット - インクラインダンベルフライ
→8回から12回を3セット - ワイドグリップチンニング
→8回から12回を3セット - ハンマーロウ
→8回から12回を3セット - クローズグリップラットプルダウン
→8回から12回を3セット - ダンベルロー
→20回を3セット - ダンベルプルオーバー
→8回から12回を3セット

背中はブランドンカリー自身が好きな部位ということもあってトレーニングがめちゃめちゃうまい。
チンニングを始める時にバーを握って、一瞬で肘を内に絞って広背筋に負荷を乗せてますね。いわゆる引っ掛けるというやつ。
そんな彼は背中トレに関して、全体的にストレッチを重視しているそう。対して胸は最大収縮まできちんと行っている印象。
インクラインダンベルフライに関しても斜め下からダンベルを引き上げていて、胸の上部の筋繊維の流れに沿っているので効果的と思われます。
肩と腕のトレーニング
- サイドレイズ
→8回から12回を3セット - スタンディングバーベルショルダープレス
→8回から12回を4セット - フロントレイズ
→8回から12回を3セット - マシンショルダープレス
→8回から12回を3セット - ダンベルシュラッグ
→8回から12回を4セット - バーベルシュラッグ
→8回から12回を4セット - EZバーカール
→8回から12回を3セット - プリ―チャーカール
→8回から12回を3セット - インクラインカール
→8回から12回を3セット - リバースカール
→8回から12回を3セット - プッシュダウン
→8回から12回を3セット - マシンエクステンション
→8回から12回を3セット - マシンディップス
→8回から12回を3セット - ワンアームエクステンション
→8回から12回を3セット
二頭筋に関しては、最初の種目でチーティングを使えない種目を行い血流を集中させてパンプを狙うそう。それからインクラインカールなどでストレッチをかけていくと。
三頭筋はプッシュダウンで肘を固定してパンプさせた所でストレッチ種目に移行していくそう。
肩に関しては、リアのアップから始めて他の種目に移行していくやり方。
中でもサイドレイズがうまいですね。肩が寄って僧帽筋に負荷が逃げることなく、きちんと肩が上がらずに動作しています。
というのがブランドンカリーのトレーニング。
ブランドンカリーのトレーニングは全体的に動きが丁寧かつうまいです。テンポまで正確で見習うところが多いと言いますか。
では最後に彼の食事メニューを見ていきましょう。
ブランドンカリーの食事
ブランドンカリーは1日に最大7から8回の食事をし、そのほとんどは加工されていないものを食べるそうな。「オートミール、卵、野菜、肉、果物、白米、ナッツ、じゃがいも」といったような。
そんな彼の食事メニューはこちら↓
- 起床時:アミノ酸、コーヒー
- 食事1:牛肉220g、卵白4つ、グリッツ85g、全粒粉パン2枚
- 食事2:チキン220g、白米345g、ブロッコリー、オリーブオイル
- 食事3:チキン220g、じゃがいも280g、アスパラガス、オリーブオイル
- 食事4:サーモン220g、白米345g、サラダ
- 食事5:卵白6つ、プロテイン、くるみ
ともうプロの選手の定番のメニューとなってます。基本的にデカい人はみなさん例外なくこのような食事をしています。
サプリメントに関しても特別なものは使っておらず基本的なものばかりです。
と、そんなミスターオリンピアで優勝し話題となっているブランドンカリーを見習ってより良い体づくりをしていきましょう。
以上「ブランドンカリーのトレーニングや食事に身長などを徹底解説」でした。