
ハディチョーパンの食事とかトレーニングはどんなん?
と思っているあなたへの記事になります。
こんにちはカイです!

筋トレ歴は10年ほどで、コンテストでの優勝経験あり。
(※僕の現在の体はTwitterでチェックできます😉)
ゆえに普段から海外のフィットネス情報にも目を向けています。
そんなわけで今回は、「ハディチョーパンの生い立ちからトレーニングと食事内容」について解説。
以下でプロのボディビルダーから体づくり秘訣を盗んでいきましょう。
では詳しくみていきます。
ハディチョーパンはこんな人
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名前:Hadi Choopan
身長:169㎝
体重:オフ100キロ オン90.7キロ
年齢:1987年生まれ(32歳)
職業:プロのボディビルダー
ハディチョーパンはここ数年で有名になり出した選手で、まして日本ではそこまで知られてない選手なのでいわばややハードコア。
そんな彼ですが、
今年のミスターオリンピア2019で3位とハンパない成績を残したことで、一気に世界に知られることになりました。
ではそんなハディチョーパンの生い立ちをサクッとみていきます。
ハディチョーパンの若い頃
イランに生まれたハディチョーパン。
財政的に苦しい地域に生まれ、家はかなり貧しかった。
そんな環境ということもあり、彼は幼いころから働かざるを得なかった。
そんな状況であったものの、ハディチョーパンはずっとボディビルへの興味関心を大きくしていったそうな。
そして2000年の13歳でプロボディビルダーへの歩みをスタート。
家族の前でも有名なボディビルダーのポーズをふざけて真似し始めるように。
彼はかなり小柄だったので冗談(ボディビルダーになることを)だと流され、友達や家族からなだめられたそう。
ですが、ハディチョーパンは着実にサイズをつけていきボディビルダーっぽく見えるように成長していきました。
そうしている内に「プロになる」という目標を掲げて3年後、ハディチョーパンはそこそこ大きな大会で3位になるほどになっていた。
2005年には大きなタイトルもとり注目され始めるように。
2008年には今まで一緒にやってきたコーチに別れを告げ、一人でトレーニングするようになる。
ハディチョーパンIFBBへ
2017年にはまたコーチに別れを告げ、世界的に有名なハニーランボット氏とタッグを組む。
ハニーランボッド氏はFST7というトレーニング方法を考え出したことでも有名な、チャンピオンを世に排出しまくる凄腕トレーナー。
(⇒参考:FST7で筋肉に新たな刺激を【やり方からそのメカニズムや注意点を解説】)
それからというもの彼のキャリアは飛躍し出すことに。
ハニーランボッド氏をトレーナーとして迎えて、初のコンテストであるアマチュアオリンピア2017で見事優勝しIFBBという団体でのプロカードもゲット。
そしてなんとその年のプロコンテストでは、
それまでミスターオリンピア212の絶対王者であったフレックスルイスまであと一歩という所(2位)まで迫った。

これがハディチョーパンが世界中に知られることになる大きなきっかけだったことでしょう。
とは言え、
不運なことにハディチョーパンはビザの手続きの関係上、アメリカのビッグコンテストになかなか参加できなかったりもしました。
ですが今年2019にはそんな問題も解決でき、見事にミスターオリンピアで3位という結果に。
まだまだキャリアとしては若くこれからどうなっていくのがこれまた気になる選手。
(追記:ミスターオリンピア2020では4位とこれまたハンパない結果を出しています)
とまあそこまで多くのコンテストに出ているわけではないハディチョーパンですが、常に目標を決めそれに向けて淡々と努力を続けてきた結果が今に至るのですね。

ちなみに生ハディチョーパンを見たことありますが、身長は小さいですがマジで丸い!厚みがハンパなかった記憶が。
ではそんなハディチョーパンのトレーニングをみていきましょう。
ハディチョーパンのトレーニング
ハディチョーパンは「重量を狙ってパワーをつけるトレーニング」と「ボリュームを増やして筋量をつけるトレーニング」に分けて取り組むのを好むそう。
・パワーを伸ばすのが目的の時はインターバルは2、3分
・ハイボリュームで筋肥大を狙う時はインターバルは30秒ほど
こちらはブランドンカリーも取り組んでいたやり方でもあります。
(とは言え、上記インターバルはさすがに短すぎる気も。ゆえに以下ツイートのような形から始めてみる方が効果的かと思います↓)
インターバルについて
・高重量で筋力アップ目的
→5分・中重量で筋肥大目的
→3分・低重量でパンプ目的
→2分扱う重量によってエネルギーの再合成にかかる時間は異なる。ゆえにベンチはしっかり休んで、チェストプレスはそこそこ、ケーブルクロスはサクサクみたいなイメージを持つと良いかも。
— カイ@筋トレ (@FITNESSFREAK714) August 29, 2021
そんなハディチョーパンですが、
2017年からはハニーランボッド氏とトレーニングしていることもあってFST7を取り入れたトレーニングが主流になっています。
そんな具体的なメニューは以下のとおり。
ハディチョーパンの背中トレーニング
・ラットプルダウン
・Vバーラットプルダウン
・アンダーグリップラットプルダウン
・アンダーグリップベントオーバーロウ
・デットリフト
・ダンベルシュラッグ
・ローロ―
ハニーランボッド氏のトレーニングはウエイトをしっかりコントロールすることに重きを置いていて、常に筋肉から負荷が抜けないようにするのが特徴。
プル系では引き切った所で1秒ほどとめて収縮させる。
またパーシャルレップを取り入れ、とにかく筋肉の緊張時間(TUT)を長くしパンプさせることを大事にしています。
(⇒参考:TUTを意識した筋トレとは【筋肉の緊張時間にフォーカスしてより強い刺激を】)
また上記のメニューでは、それぞれ背中の筋肉を細かく分けて隅から隅まで狙うことができると思われます。
広背筋の上部から下部、僧帽筋、起立筋といったように。
※参考:背中トレの極意について↓

ハディチョーパンの胸トレーニング
・チェストプレス
・インクラインチェストプレス
・インクラインダンベルフライ
・インクラインダンベルナロープレス
・ケーブルクロスオーバー
この時はケーブルクロスオーバーをFST7で行っています。
ハニーランボッド氏はここでもとにかく収縮を強く意識することを重視。
(⇒参考:大胸筋の内側がついてこない3つの原因とその改善策【真ん中などない】)
またケーブルクロスオーバーでは手を合わせる位置をレップごとに変えて、様々な刺激を得るようにしています。
(働きやすい部分が気持ち異なる)
ハディチョーパンの肩トレーニング
・サイドレイズ
・フロントレイズ
・ダンベルショルダープレス
・ダンベルリアレイズ
サイドレイズでは小指側から上げて肩と腕の境目を強調するように指導しています。
とは言え、肩関節への負担もあるので慎重に行うのが吉。
(⇒参考:【完全版】サイドレイズの7つのコツ【もう僧帽筋が辛くならない】)
またネガティブ(ダンベルを降ろす局面)動作で負荷に耐えてゆっくり降ろすことも重視しています。
(⇒参考:ネガティブを意識した筋トレとは【実は筋肥大に特別な効果はない!?】)
ダンベルショルダープレスでは、
「ダンベル同士を近づけすぎると僧帽筋が使われ理想の可動域を確保できないのであまりダンベルを近づけすぎないように」とのこと。
(⇒参考:【肩メロン】ダンベルショルダープレスの3つのコツ【今日から使えるテク】)
ハディチョーパンの腕トレーニング
・ダンベルカール
・EZバーカール
・ケーブルカール
・ハンマーカール
・ローププッシュダウン
・ワンアームケーブルエクステンション
・フレンチプレス
・ロープエクステンション
・ナロープッシュアップ
・スカルクラッシャー
この動画ではおそらく全部やるわけではなく種目紹介という意味だと思います。
ハニーランボッド氏はとにかく一切のチーティングを許しておらず、肘の位置がブレないようにと指導している。
またネガティブ動作で力を抜かないことも何度も強調している。
扱うウエイトの重さより、筋肉への刺激の大きさを重視している証拠かと。
やはり以下ツイートにもあるように、
「高重量ではなく高負荷」が筋肥大には大事になるかとは思います↓
✅筋肥大のポイント
・高重量より高負荷
・オーバーカロリー
・重量や回数伸ばす
・オフを恐れず取る
・炭水化物と仲良く
・夜更かしせず寝る
・嫌いな種目もやる
・有酸素し過ぎない
・ケアを欠かさない
・体重などをメモる
・常に効くフォーム
・食べっこどうぶつ
・カントリーマアム#筋トレ— カイ@筋トレ (@FITNESSFREAK714) August 19, 2021
ハディチョーパンの脚トレーニング
・アダクター、アブダクター
・ライイングシングルレッグカール
・スティフレッグデットリフト
・シングルレッグカール
・ウォーキングランジ
・レッグエクステンション
・スクワット
・レッグプレス(ワイド)
・カーフプレス
上記メニューは全体を通して本当に隙がないトレーニングという印象。
動きに関しても常に一定のスピードで行っており、対象筋に対してかなり大きな刺激が入るやり方と思われます。
ちなみにレッグカールは二頭筋のカールのイメージで行いしっかり収縮させるとのこと。
(以下ツイートにもあるように、その感覚は同感です↓)
個人的な感覚の話にはなるけど、ハムストリングスは上腕二頭筋をカールする時のイメージで巻き込んでくると刺激しやすい。膝を肘と考え、二頭筋のプリーチャーカールとかで肘ごと巻き込んでくる時の膝版てな感じで。押忍。
— カイ@筋トレ (@FITNESSFREAK714) May 17, 2021
とまあハディチョーパンのトレーニングといういうより、ハニーランボッド氏のトレーニング解説っぽくなってしまいました。
では最後にハディチョーパンの食事メニューをサクッと解説。
ハディチョーパンの食事法
ハディチョーパンはそのハンパない体脂肪率の低さでも知られていますが、もちろん食事管理も徹底しています。
玄米などの消化吸収が遅いもの、アボカド、皮なしチキン、を一年を通して食べるそうな。
やはりオフシーズンに多くの体脂肪をつけないことが、あのヤバいコンディションにもつながると思われます。
(⇒参考:【勘違い】バルクアップは食べ過ぎも食べなさ過ぎもともに非効率)
サプリメントの摂取に関してもプロテイン、BCAA、カルニチン、フィッシュオイル、マルチビタミンと基本的なものばかり。

当サイト(フィットネスフリーク)では様々なプロの選手を紹介していますがもうみんなほぼ同じ食事をしています。
食べる食材はそこまで変わらないので、自分に合う量やタイミングを追求し続けることが成長のきっかけでもあるのでしょう。
そんなわけで、体を変えたいならぜひ食事を見直すことから始めてみては。
※参考:以下の記事で筋肥大のための食事法を解説してます。

では、終わり😉
以上ハディチョーパンはミスターオリンピア3位【13歳からプロを目指す】でした。