こんにちはカイです!
筋トレ歴は10年ほどで、コンテストでの優勝経験あり。
さっそくですが、ここ数年の筋トレブームもありフィジークやボディビルといった競技に興味を持ち、出場を考えていたりする方も多いかと思います。
そんな本記事の内容は「フィジークのポージングの重要性」について。
以下の内容を押さえておかないと、大会の当日ガッカリすることも!?
※関連:フィジークを目指すために必要な2つのこと【大会優勝者が解説】
フィジークのポージング練習を毎日すべき4つの理由
結論、フィジークやボディビルの大会に出ようと思っているのなら、ポージングを徹底的に練習しておくことが必要です。
理由は以下のとおり。
- 大会ではポージングを見せるだけ
- ポージングはすぐにできない
- ポージングは練習で習得可
- ポージングが除脂肪につながる
では順に解説していきます。
大会ではポージングを見せるだけ
フィジークやボディビルは、バキバキのマッチョが一斉に同じポーズを取りその優劣を決めるものです。
それゆえ初出場(何度か出場している場合も含む)の場合は特に、「もっとバキバキに」「もっとゴリゴリに」といった姿勢で、日々のダイエットや筋トレを頑張るかと思います。
もちろんこれはこれで必要です。
ですが考えてみてください。
コンテスト当日にステージですることは何ですか?
そうです、ポージングのみ。
ステージ上でベンチプレスの重さを競うことなんかもちろんありません。
しかし筋トレとダイエットにばかり精を出している方がほとんど。
ですからフィジークやボディビルの大会に出るのであれば、本記事を読んだ今日から普段の筋トレ時間を半分にしてでもその分をポージング練習に当てることが、コンテスト当日に笑うための秘訣になります。
仮に減量のために有酸素運動をやる時間があるなら、ポージングを行う方が総合的に見て効果的とも考えられます。
ポージングはすぐにできない
とはいえ「ポージングなんてただ力入れるだけでしょ」と思い込み、大会の数日前にサッと見よう見まねでやって終わる方がほとんどかと。
はっきり言うと、天性のセンスがない限りその程度の練習では、ほぼ確実にステージ上ではうまくポーズを取ることができません。
(当日は緊張やパンプのし過ぎによる疲れなどもあったりしますしなおさら)
それゆえ、普段からソレ用の力の入れ方を練習しておかないとそう簡単にはいきません。
「ボディビルのアブドミナル&サイ」や「フィジークのフロントポーズ」で、上体を大きくかぶせて腹筋に力が入るようにポーズを取る方がいますが、それでは体全体が縮こまって見えて迫力に欠けます。
(上体の影で腹筋がうまく見えないことも。)
ですがこれも普段クランチや高重量のアブマシンなどばかりしていることが原因だったり。
言い換えると、上体を倒すことで腹筋に力を入れる癖がついていたり。
倒さないと腹筋をコントロールすることができないと言いますか。
ですから普段からポージング練習をすることで、体全体のサイズ感を損なうことなく、その部位に力を入れカットを出す技術を身につけておく必要があります。
ポージングは練習で習得可
「フィジーク大会に出よう」と決めると、4ヶ月ほど前から減量に入るかと思います。
その間はアンダーカロリーがゆえ、基本的には筋肉が劇的に大きくなることはありません。
そう、仮に大会に向けての数か月間で必死に筋トレをしても筋量が増えることは稀。
ですがポージングを練習して、実寸は変わらずとも少しでも自身の体を大きく見せることはできます。
筋トレばかり頑張っても背中の広がりは短期間で改善されませんが、ポージングを練習すれば背中の筋肉をコントロールでき数センチ大きく見せることもできたり。
よく大会後に「全身が筋肉痛」などと言われる方がいますが、それは普段からポージングを練習してなかった証拠です。
大会では普段を超えるものは出ないので、普段から普段のレベルを引き上げておくのが吉。
ポージングが除脂肪につながる
最後に、こちらは筆者の推測や経験からの話ですが、「体脂肪は動かさない所にたまる」と考えられます。
というのも大会を見ると、ボディビルのバックポーズでお尻やハムストリングスに力が入ってない&他の部位より体脂肪が残っている場面がよくあったりします。
これは脚の前面は力を入れやすいものの、後面はそうでもないのが1つの要因かと。
前腕やふくらはぎなどは日常的に動かすがゆえ、体脂肪がつきにくいのもそれに関係していると思われます。
マラソン選手はあれだけ有酸素運動をしても、お尻にはきちんと体脂肪が残っていることからも、やはり動かさない所に脂肪は逃げるのかなと。
短距離選手のように脚を大きく後ろに振り上げることがないからお尻の筋肉はそこまで働かないと思われますし。
加えて普段の筋トレでも「筋肉で負荷を受ける感覚」を養っておかないと、同様の結果になる場合も。
筋肉のストレッチと収縮を適切に感じるような動作を心がけると言いますか。
フィジークのポージング練習のコツ
繰り返しますが、フィジークやボディビルの大会に出るのであれば、ポージングはめちゃめちゃ重要です。
そんなポージングを練習する際のポイントは以下のとおり。
よくある勘違いとして、鏡に対して正面からポージング練習するパターン。
大会はステージに対して、審査員は斜め下から見上げる形になります。
ですからポージング練習をする際は、スマホを壁に立てかけたりして斜め下から撮影することが必要。
なのでポージングもややかぶせ気味に取るのが基本。
審査員に斜め下から見られているのに、真正面の観客に向かってポーズを取っていても意味がありません。
現代はYouTubeで大会の様子が見れるので、比較されてるものを見まくってどういった流れやポージングが自身に合っているのかを考える必要があります。
ウエストが太いなら少し斜めに切って腹斜筋を際立たせたり、バキュームといってお腹を引き上げる形を取る方がデカク見えるのかなど。
大会当日は緊張やパンプ後ということもあり、想像以上にハードだったりします。
ですから普段のポージング練習でも1ポーズあたり1分ほど静止し続けるようにしておくと、ステージ上でも余裕を持って対応できます。
そんなわけで毎朝の有酸素運動をやめてでもポージングを20分やっておくのが吉。
基本的にボディビルの規定ポーズがきちんと取れるのであれば、フィジークのポーズも取れます。ボディビルのポーズを決めて一部の筋肉を緩める形になるので。
例えば、フィジークのフロントポーズはボディビルのフロントリラックスから腕の力をやや抜き腹筋と広背筋を固めておけばOK。
バックポーズはボディビルと大差ありませんし。ともにリアに力を入れることを忘れないのが吉。
フィジークに出るならポージング練習は絶対に必要:まとめ
上記が、フィジークやボディビルの大会に出るならポージングを徹底的に練習しておくべき理由です。
どうせ大会に出るなら良い順位の方が良いし、自身の体を最大限に表現させる方が良いですよね?
それに後になって「体は良かったけどポージングがダメで負けた」なんて場合はそれはそれはガッカリしますし。
そんなわけで、大会に出るなら「ステージ上ではポージングしかしない」ということを覚えておいてください。
以上「フィジークのポージング練習を毎日すべき4つの理由」でした。