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デッドリフトで腰をピキる原因【痛めないために意識すること】

著者情報
カイ

筋トレ歴10年で、ボディビルやフィジークのコンテストでの優勝経験あり。ゆえに正しい筋トレ方法やダイエット方法を熟知。当サイトではそんな筆者が、適切な筋トレ方法やダイエット方法を解説してます。専門性を持ってすべての記事を執筆しています。

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デッドリフト腰ピキる

デッドリフトをやるといつも背中というより腰にくるんやけど。初めにやると次の種目でも腰キツイし、どうやったら腰が痛くなくデッドリフトできるん?

こんにちはカイです!

筋トレ歴は10年ほどで、コンテストでの優勝経験あり。

デッドリフトは基本の筋トレ種目と言われますが、
腰のケガを最も誘発するとも言える種目であるのもまた事実。

ですが適切なフォームを押さえ腰に過度な負担のない取り組み方を習得すると、これ以上にない強い刺激を生み出せる種目にもなり得ます。

ですから以下の内容を押さえることで、あなたの背中や下半身は今まで以上にグッと肥大することでしょう。

※関連:ハーフデッドリフトは意味ない?どこに効く?【床引きとの違い】

デッドリフトで腰をピキる原因【痛めないために意識すること】

結論、デッドリフトで腰が痛くなる原因は背中よりお尻やハムストリングスの筋力不足にあると考えられます。

そもそも腰が痛くなる要因に、腰が丸まり腰椎が圧迫されるなどがあります。

ひどい場合だと椎間板ヘルニアやぎっくり腰が頻繁に起こってしまうことも。)

ここで多くの方は、「腰が丸まるのは背中の筋力、つまり広背筋や脊柱起立筋が弱いからだ」と考えがちです。

カイ
カイ

そのためハーフデッドリフト(膝下から引きあげるデッドリフト)で、脊柱起立筋を強化して体幹を強くしようとするかと思います。

確かに腰が曲がる理由に、それら背中の筋肉が弱いことが要因かもしれません。

ですが、決して軽視してはいけないポイントがあります。

それはお尻やハムストリングスの強化。

そう、デッドリフトで背中が曲がるのは「背中を曲げないとウエイトを挙げることができない」とも考えられます。

モーメントアームの問題

ここで例え話を1つ。

カイ
カイ

サイドレイズで過度な重量を扱うと、自然と肘を曲げ体に近い位置でレイズしようとしませんか?

これはモーメントアームと言って、支点からウエイトの重力線までの距離の話が関係してきます。

通常モーメントアームは、長ければ長いほどウエイトを動かすのにより大きな力が必要に。

サイドレイズで腕を伸ばしてモーメントアームが大きくなると、ウエイトを動かすのにそれだけ大きな力がいります。

ですがそんな筋力はないので、我々は腕を曲げダンベルを体に近づけモーメントアームを短くし、少しでも楽に動かそうと働きます。

デッドリフトフォーム

(上図は左手がモーメントアーム長く、右手がモーメントアーム短い。)

これが腕を伸ばしたサイドレイズだと3キロほどが限界でも、肘を曲げて体に近い位置でのサイドレイズなら10キロでもできちゃうわけ。

もちろん過度なウエイトを持つとフォームが崩れモーメントアームどうこうではなくなるので、そこは注意するのが良いかとは思いますが。

カイ
カイ

やや話が膨らみましたが、ではデッドリフトにおいてモーメントアームがどう関係するのか?

デッドリフトは股関節の伸展に主に大きな負荷がかかる種目。

下の図を見つつ先ほどのモーメントアームの考え方を思い出すとイメージできるのではないでしょうか?

左図はバー(力点)と股関節(支点)が最も離れてますよね。

デッドリフトフォーム

対して、右図では左の通常のデッドリフトに比べて、モーメントアームが小さくなりましたよね?

ということは(先ほどのサイドレイズのように)、
支点(股関節)への負荷は弱くなります。

言い換えると、股関節への負荷を軽減してあげないとバーを引きあげることが困難。「股関節には通常のフォームで引けるほどの筋力はなく、背中の力でどうにかするしかない」ということ。

そう、デッドリフトで腰が曲がる原因には、「もも裏やお尻の働きである股関節を伸展させる力が弱い」というのが存在します。

ですからデッドリフトでの腰のケガを防ぐには、スクワットやブルガリアンスクワット、スティフレッグドデッドリフトなどで股関節(お尻やハムストリングス)を強化することが欠かせません。
カイ
カイ

そうすることで股関節で負荷に耐えることができ、モーメントアームを無理に小さくしバーを無理やり挙げようとせずに済み、腰を曲げずに動作できます。

(以下ツイートのように↓)

デッドリフトが腰にくる場合は要注意:まとめ

デッドリフトが腰にくる場合は、そもそも適切なフォームを維持するための筋力が備わってない場合もあることを覚えておいてください。

まあ重量を軽くして徐々に増やしていけば、未然に防げることもありますが。

カイ
カイ

また上記ハムストリングスの弱さに加えて、デッドリフトで腰が曲がりケガする理由には「ヒップヒンジ」の動きがうまくできてないこともあります。

ヒップヒンジとは、股関節を蝶番的に動かすこと。

こと筋トレでは、ヒップヒンジとは「股関節を支点に動作する」ことを指します。

そんな股関節を支点にした動作ができないと、腰(腰椎)が支点になりケガをすることにつながります。

(以下ツイートにもあるように↓)

適切なヒップヒンジは、いわば上半身の前傾に伴って骨盤も前傾してるパターン。

対して、骨盤が立った状態で上半身を前傾させていくと股関節が支点にならず腰が支点となり負荷が集中しケガをするパターンに。

じゃあどういう状態がヒップヒンジを使えているのか?

簡単に言うと、背中が真っすぐでお尻が後ろに引けていてハムストリングスにテンションを感じれている状態です。

言ってしまえば、お尻の穴を後ろの人に見せるイメージだとうまくいきます。

骨盤が立った状態(腰が曲がった状態)だとお尻の穴は下を向いてますよね?

仮に背中は真っすぐでも骨盤が前傾できてないと、ハムストリングスにテンションを感じることができず、そのままだと腰が支点となりケガにつながってきます。

(腹圧がうまくかけられず腰が曲がることもあるので、その際はトレーニングベルトをすると腹圧の感覚が掴みやすいことも↓)

そんなわけで、デッドリフトで腰がキツイ場合は「下半身の筋力を強化」するとともに、「適切なヒップヒンジの使い方を習得」することが必要です。

以上デッドリフトで腰をピキる原因【痛めないために意識すること】でした。

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