
ライイングレッグカールの効果はどうなの?やっぱりやった方が良い?いつも脚トレの最後の方にやや手抜きでやるんだけど。
こんにちはカイです!

筋トレ歴は10年ほどで、コンテストでの優勝経験あり。
(※僕の現在の体はTwitterでチェックできます😉)
今回はそんな筆者の経験も踏まえて、海外の研究データを用いつつ「ライイングレッグカールの効果」について解説していきます。
ライイングレッグカールはハムストリングスを鍛える定番種目ですが、本記事の内容を押さえることでより適切なアプローチができるようになります。
ライイングレッグカールの効果【他種目との比較】
結論として、ライイングレッグカールがハムストリングスにとってかなり効果的な種目ではあるが、だからと言って他に変わりがないような種目でもないです。
このように言える理由は、次の研究データに基づいています。研究の概要は以下のとおり↓
- 男女16人が対象
- 全9種類の種目でハムストリングの関与を比較
- 1RMの70%で計測
(参考:American Council on Exercise, Kayla Schmitt, B.S., John P. Porcari, Ph.D., Clayton Camic, Ph.D., Attila Kovacs, Ph.D., and Carl Foster, Ph.D., with Daniel J. Green)
ちなみに以下の9種目での比較。
ライイングレッグカール、シーテッドレッグカール、ルーマニアンデッドリフト、シングルレッグルーマニアンデッドリフト、グルートハムレイズマシン、自重グルートハムレイズ、ケトルベルスイング、ボールを挟んでのレッグカール、リバースヒップランジ
結果は次のようになりました。
ハムストリングの中でも大腿二頭筋に関しては、「ケトルベルスイング」が唯一ライイングレッグカールより強い刺激を計測。
ハムストリングの中でも半腱様筋に関しては、「ルーマニアンデッドリフト」はじめ5種目でライイングレッグカールより強い刺激を計測。
ですがこの研究では、ハムストリングスの半膜様筋については計測していないので、ライイングレッグカールだけやっとけば十分ってわけではありません。
(ちなみにハムストリングスは大腿二頭筋、半腱様筋、半膜様筋からなる筋肉)
また大腿二頭筋を狙うなら、ライイングレッグカールほどの刺激は数少ないのに対して、半腱様筋への刺激なら替えの種目が多い。

なのでハムストリングスのトレーニングでは、ライイングレッグカールを軸に、プラスで他の種目を組み合わせるとハムストリングスを全体的に刺激できることにつながります。
またハムストリングスには「膝を曲げる動作」と「脚を股関節から後ろに挙げる動作」の2つがあります。中でも後者の動きの方が、よりハムストリングスの大部分が働くようになります。
ですからハムストリングスを刺激するには膝だけ曲げるのではなく、股関節から脚を後ろに振り上げる動作を多めにしてやるのがベター。(スティフレッグドデッドリフトのように)
まとめ:様々な角度からハムストリングスを狙おう
上記の内容が、ライイングレッグカールの刺激の強さに関する他種目との比較になります。
「この種目だけでOK」なんて言わずに、様々な種目によるアプローチでさらなる筋肥大を促していきましょう。
※参考:ゴブレットスクワットも優れた種目↓

以上ライイングレッグカールの効果はどうなのよ?【他種目との比較】でした。