
筋トレではネガティブ?が大事って聞くけどどういうこと?
という疑問を持つあなたへの記事になります。
こんにちはカイです!
筋トレ歴は10年ほどで、コンテストでの優勝経験あり。
(※僕の現在の体はTwitterでチェックできます😉)
僕が筋トレを始めたころも「ネガティブを疎かにするな」といったフレーズをよく聞いたり見たりしたものです。
✔そこで今回は「筋トレにおけるネガティブの必要性」について解説。
本記事の内容を押さえ、ネガティブについて正しく理解しておくことで、より強く筋肉を刺激でき筋肥大にもつながるかと思います。
では詳しくみていきましょう!
筋トレで言うネガティブとは【過度に意識しても特に意味はない!?】
結論として、過度にネガティブを意識する必要はありません。
(ネガティブに過度な筋肥大の効果は期待できない)
そもそも筋トレは筋肉を伸ばしたり縮めたりする行為に負荷をかけることで成り立っています。
またその際の筋肉の動きは以下のように分類化。
・短縮性収縮(コンセントリック)
⇒筋肉が縮みながら力を発揮する
・等尺性収縮(アイソメトリック)
⇒筋肉の長さは変わらずに力を発揮する
・伸張性収縮(エキセントリック)
⇒筋肉が伸びながら力を発揮する
バーベルカールを例にあげると、バーベルを挙げる際が短縮性収縮で、下す際が伸張性収縮。
仮に1ミリも動かないバーベルを挙げようとすると等尺性収縮が起こることに。

そして筋トレ界ではコンセントリック(ウエイトを挙げる局面)をポジティブ、エキセントリック(ウエイトを下す局面)をネガティブと言います。
そう、筋トレを始めると何かと耳にするネガティブとは「ウエイトを下す局面」のことです。
「筋トレは挙げたらゆっくり戻すのが基本」などと言われるように、ネガティブをじっくり耐えることが筋肥大につながるとされることが多かったり。
そんなネガティブトレーニングのメリットは以下のとおり。
①より重たいウエイトが扱える
⇒ネガティブ動作では通常ポジティブ動作の+20%以上のウエイトを扱うことが可能。
ですから仮に反動を使わず挙げると10キロしか持てなくても、ネガティブトレーニングなら12キロでネガティブ時の負荷をかけることができます。(通常のトレーニングだとネガティブ時も10キロ分の負荷しかかからないイメージ)
使用重量の増加は筋肉への刺激増につながることがあるのでその点で、筋肥大に有効な場合も。
②時間の短縮になる
⇒上記のように、通常のトレーニングよりネガティブトレーニングは負荷が強くなることがあるので「セット数を減らしても十分にその効果を得られる」なんて話もあったり。
通常のトレーニングと同じ量をネガティブトレーニングで行うと筋肉の回復が追いつかずオーバワークになる可能性も出てくるといったように。
※参考:オーバワークについては、以下の記事で解説してます↓

とは言え、最近はネガティブトレーニングに否定的な意見も…
ネガティブトレーニングに効果はない!?
上記のように、通常のトレーニングより筋肉への刺激が強くなり筋肥大にも効果的なように見えるネガティブトレーニング。
なんですが、2009年カナダで「ネガティブトレーニングはポジティブトレーニングよりも筋肥大の効果が高い」とされた研究は、その数値を計る精度が低く、改めて研究し直すと両者に明らかな差はなかったと。
他にもいくつかの研究で「(ポジティブトレーニングに比べて)ネガティブトレーニングに特別な効果はない」とするものが多いのが現実です。

そういったことからも過度にネガティブに時間をかける必要はないかと思います。(上記のように下すのに5秒とかは長すぎかと)
もちろんウエイトを挙げるだけ挙げて、ネガティブで力を抜くようなことはNGですが。
また個人的には以下ツイートのように、両手で挙げれるウエイトを片手で下すぐらいの負荷がTHEネガティブトレーニングって気もしたり笑。
「ネガティブゆっくり」てのは大事やと思う。(エキセントリックでの負荷を受けるために)でもポジティブに比べてより力を発揮できるネガティブがゆえ、所詮は扱いきれる負荷の範囲。
その点、井上浩さんの「両手で引っ張って片手で戻す」てのは妙にしっくりくる。ネガティブの良さを存分に使える的な🤔
— カイ@筋トレ (@FITNESSFREAK714) January 4, 2021
(通常のネガティブだといくらブレーキをかけながらとは言え、結局は自身の加減でウエイトを下しているというか。ツイートのような負荷だと必死でブレーキをかけて耐えれず仕方なくウエイトを下す形になり、より強く筋肉を刺激できるのかなと。ネガティブはポジティブより20%から50%重いウエイトを扱うことができるので、ネガティブ局面でよりウエイトが重くなる形であればより筋肉に負荷をかけることが可能ですし)
【まとめ】筋トレのネガティブ動作に時間をかけ過ぎる必要はない
上記の内容が、筋トレでネガティブが大事と言われる背景とその実際の効果。
以下ツイートのように、いつまでも扱いきれる範囲のウエイトだとなかなか筋肉は成長しないこともあるので。
最近のジムって高重量とガンガン戦ってる人が少ない気がする。なんていうかこう、完全に扱いきれる重量でキレイに動作してるというか。(もちろんそれはそれでケガ防止にもなるし良いとは思う)
でも完璧に10回できる重量を完璧にやっても…あくまで筋トレはRM。ちょっと無理なのを挙げるのが良いかと。— カイ@筋トレ (@FITNESSFREAK714) December 26, 2020
そんなわけで、ネガティブトレーニングに過度な期待は不必要ですが、バリエーションの1つとしては新たな刺激になるかと。
(補足:数年ごとに常識が全く変わったりする筋トレ業界ですが、基本的にいつの時代でもその時代にトップで戦うボディビルダーやフィジーク選手を参考にするのが無難ではあるのかなと。
仮に今の時代にネガティブトレーニングが主流ならその効果は期待できるかもですが、そうでない現実を見るとやはりそこまで効果的なやり方でもないのかなと)
では、終わり😉
※参考:筋トレの効果的な動作時間については、以下の記事をチェック↓

※参考:追い込めない時の対処法を、以下の記事で解説してます↓

以上筋トレで言うネガティブとは【過度に意識しても特に意味はない!?】でした。
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