
「ノンロック」で筋トレすると効果的らしいけど、そもそもノンロックてなんや?なんで強い刺激が生み出されるんや?
という疑問を持つあなたへの記事になります。
こんにちはカイです!

筋トレ歴は10年ほどで、コンテストでの優勝経験あり。
(※僕の現在の体はTwitterでチェックできます😉)
そんなわけで今まで様々な筋トレ方法を試してきました。そこで今回はそんな筆者も今でもよく意識してたりする筋トレテクの1つである「ノンロック法」について解説。
以下でノンロック法を知り実際に試すことで、筋肉に対してより深い刺激を感じ、また一歩デカクなれます。
ノンロック法でより安全かつ効果的な筋トレをすべし
結論として、筋トレで言うノンロック法とは「関節を伸ばしきらないで動作する」ことになります。
通常、筋トレと言うと関節を伸ばしきって狙った筋肉を最大限に収縮させ負荷をかけようとしたりするのが一般的ではあります。これを「関節をロックする」などと表現したり。
そんなノンロック法ですが、どういった効果が期待できるのか?
TUTを伸ばせる
スクワットを行うとして、1回の動作ごとに膝を伸ばしきるまで立ち上がるとしましょう。すると負荷を大腿四頭筋やお尻ではなく、膝の関節で支える形になってしまうことがあります。
言い換えると、動作ごとに狙った筋肉から負荷が抜けることに。
具体的には、筋肉の緊張時間であるTUTを1セットあたり40秒ほど確保するようにすることが効果的といった具合に。(10レップほどの場合)

ですが1回1回わざわざ関節を伸ばしきっていたら、そのたびに狙った筋肉から負荷が抜けまた入りといったことを繰り返すことになりTUTが稼ぎにくくなります。
となると狙った筋肉に対しての刺激が弱くなり、ノンロック法のメリットである「科学的刺激(パンプ)」を引き出すことが困難に。
その点ノンロックで対象筋に負荷をかけ続け刺激を高めていくことが筋肥大に1つ効果的と考えられます。
ノンロックでケガのリスクを軽減
上記のように、関節を伸ばしきることで負荷が筋肉からその関節に移動することが考えられます。関節は筋肉と違い鍛えることができません。いわば消耗品。
ですから仮に関節をロックするような動作ばかりしていては、知らず知らずのうちに関節が消耗しケガにつながることもあります。
ですがノンロック法ではもちろん関節を伸ばしきることはないので、負荷を筋肉で受けやすく関節や腱などのケガのリスクを軽減できます。
(⇒【経験談】筋トレでケガしないための4つの心得【ボディビルダーが解説】)
高重量を扱うことが困難
ノンロック法では常に筋肉に負荷がかかり続けるため、普段から扱うような高重量を扱うことは困難な場合がほとんどです。

普段は関節を伸ばしきり、いわば意図的に筋肉から負荷を抜き疲労させないようにして、より重たいウエイトでより動作の回数を稼ごうとしていることと思います。
ですが、ノンロック法では筋肉から負荷を抜くタイミングがないので、必然的に扱う重量は落ちることに。
確かに筋肥大にとって高重量を扱うという物理的刺激は必須ですが、それだけが効果的なわけではありません。あえて高重量を扱えないようなやり方で狙った筋肉を強く刺激するのも有効な方法の1つ。
そういった意味で、高重量を扱えないことを返ってメリットと捉えることも可能と思われます。(以下ツイートにもあるように過度な重量はNG↓)
筋肉がつく要因に「扱う重量や回数を伸ばす」てのは間違いなく必要。でもそれだけに固執してると待ってるのはケガ。
狙った筋肉にギリギリの負荷を与えることは大事やけど、見栄を張るようなウエイトは必要ない。隣の人より軽いウエイトだろうが、狙った筋肉を強く刺激できてればなんの問題もない。
— カイ@筋トレ (@FITNESSFREAK714) June 13, 2021
(⇒高回数の筋トレの3つのメリット【MMCを適切に活用しやすい】)
長期的に筋トレするならノンロック法や関節を伸ばしきらない工夫を
上記の内容が、ノンロック法の意味とその際に期待できる効果になります。
関節を伸ばしきって休みつつ動作すると、より高重量も扱え気持ち良かったりするものです。ですが筋トレにおいて、必ずしも「高重量=高負荷」とは限らないのもまた事実。

「フォーム」や「TUT」含め、狙った筋肉に対して高負荷かどうかが筋肥大にとっては重要になります。
仮にスクワットで立ち上がったところで5秒ほど休むとしても、膝は緩めたままで伸ばしきらない意識と言いますか。やはり高重量を扱えば扱うほど、関節への負担も心配ですし。
そんなわけで、ぜひ次回のトレーニングはノンロックを意識した筋トレをしてみては。
以上ノンロック法で行う筋トレの3つのメリット【安全に高負荷を獲得】でした。