
筋トレしてるとたまに耳にするピリオダイゼーション?ってなに?
という疑問を持つあなたへの記事になります。
こんにちはカイです!
筋トレ歴は10年ほどで、コンテストでの優勝経験あり。
(※僕の現在の体はTwitterでチェックできます😉)
そんなわけで、今まで様々なトレーニングプランを試してきました。
✔そこで今回は、優れた筋トレプランの1つであるピリオダイゼーションについて解説!
本記事の内容を踏まえて、ピリオダイゼーションを組むことで、またあなたの新たな筋肥大の扉が開くことに。
では詳しくみていきます。
ピリオダイゼーションで筋トレしよう【着実に筋肥大を起こすコツ】
結論として、ピリオダイゼーションとは期間によってトレーニングの目的を分けて行い、最終的に筋力や筋肥大を最大化するように設計していくプランになります。
そんなピリオダイゼーションには以下2つのパターンが存在。
✅線形ピリオダイゼーション
✅非線形ピリオダイゼーション
では順にサクッと解説していきます。
線形ピリオダイゼーション
線形、非線形に限らず、ピリオダイゼーションではまず筋トレの目的を以下の3つに分けます。
(場合によってはさらに細かく区切ることもある)
・筋肥大期間
⇒8回(から12回)を3セット
・中間の期間
⇒5回5セット
・筋力アップ期間
⇒3回7セット
✔これらの目的を持った筋トレを3.4週ごとに変えて進めていくのが、線形ピリオダイゼーション。
「筋肥大期間」を3週やったら「中間の期間」を3週やって「筋力アップ期間」を3週して、といったように。
こうして9週から12週間後に筋力や筋量を最大化していくのがその目的になります。
イメージとしては以下図のように、セット数を下げつつ高重量を扱っていくような形になります。
無茶をしてセット数も重量も両方を最大化すると、疲労が回復せずオーバワークやケガにつながり数値面での伸びを最大化できないこともあるので、そこは注意が必要。
※参考:オーバーワークの捉え方は、以下の記事で解説してます↓

非線形ピリオダイゼーション
✔非線形ピリオダイゼーションは上記のように3.4週ごとに目的を変えるのではなく、週ごとや毎回のトレーニングでその目的を変えるやり方になります。
以下図のイメージ↓
今週は「中間の期間」をやったから来週は「筋力アップの期間」といった具合に。

そんなピリオダイゼーションですが、どちらが効果的かはその人の経験やピリオダイゼーションを取り入れる目的にもよります。
ですから、ひとまず線形ピリオダイゼーションを2.3サイクル(1サイクル9週から12週)やってみて様子を見るのが良いかと思います。
またベンチプレス等の試合の日程が決まってるなら、そこに向けて線形ピリオダイゼーションを組んでいくのが吉。
(補足:筋トレ初心者であれば2.3日ごとに扱う重量が伸び、いわゆる超回復理論が当てはまることが多いので、緻密なピリオダイゼーションを組まなくても問題ありません。ですが中級者や上級者になってくると獲得できる筋力や筋量の限界にも近づいてきますし、短期間での筋力アップは困難。ですからその際は1週間ごとや1ヶ月ごとに扱う重量を増やしていくことが必要になります。)
※参考:超回復理論については、以下の記事で解説してます↓

といったことを踏まえて、次に実際に行う種目やメニューをみていきます。
ピリオダイゼーションを組む際のポイント
ピリオダイゼーションを行う際のポイントは以下のとおり。
✅重量設定
✅適切な種目の選択
✅プランに忠実に
では順にみていきます。
重量設定
ピリオダイゼーションでは筋力をアップさせた結果として筋肥大を狙っているので、その重量設定はきちんと決めておく必要があります。
具体的には以下のとおり。
・8回3セットの時は1RMの75%
・5回5セットの時は1RMの80%
・3回7セットの時は1RMの87%
(1RMを設定し直していく)
✔仮に非線形ピリオダイゼーションで進めていくなら、100キロがマックス重量なら同等の筋力とされる重量は80キロで10回、85キロで7回、90キロで4回。
⇒RM表はこちら
ですから今回は100キロ1回(7セット)をしたなら来週は80キロで10回(3セット)、再来週は85キロで7回(5セット)といった感じでセットを組んでいきます。
(毎回のトレーニングでボリューム「重量×回数×セット数」が違い過ぎると、刺激が不足することがあります。ですから1RMのトレーニングよりも最低でも3.4RMのトレーニングの方が良い場合も。←ボリュームが稼げる。)
そういった数値をクリアしつつ扱う重量や回数を増やしていきます。
(線形ピリオダイゼーションならシンプルに「8回3セット⇒5回5セット⇒3回7セット」といった具合に、扱う重量とセット数を反比例させる。)
適切な種目の選択
ピリオダイゼーションでは、基本的に10レップ以下のトレーニングになります。

ですからアイソレート種目(サイドレイズやレッグエクステンション、ダンベルフライなど)はやや控えるのが吉。
というのも関節を1つしか介さない種目で高重量を扱うと、関節への負担も大きくケガにつながることもあるので。
ですからBIG3初めコンパウンド種目を中心に行っていくのがおススメです。
(マシントレーニングも全身の筋力を伸ばしていくという点で見ると、そこまで有効と言えないことも。体の連動性の向上にもやや貢献しにくいですし。さらにBIG3等だと扱う重量も大きくボリュームも稼ぎやすい。)
プランに忠実に
ピリオダイゼーションはマニュアルに沿って進めていくことが重要。
(数値を見て自身の成長を客観視して順に進めていくため)

ですから仮に上記のような重量設定をしても、大幅に回数が前後するならそもそもの1RMを設定し直す必要があります。
他には動作の途中で潰れてしまったり、過度に粘って挙げることが必要な場合もやや重量を落とすことが必要かもです。
あくまでプランから逸脱しないように着実に進めていくべし!
といったことを踏まえたメニュー例が以下のとおり。
✔筋力アップ期間の場合
DAY1
・ベンチプレス
⇒4回6セット
・オーバーヘッドプレス
⇒4回6セット
・デッドリフト
⇒4回6セット
DAY2
・スクワット
⇒4回6セット
・ベンチプレス
⇒4回3セット
・アップライトロウ
⇒4回3セット
・ベントオーバーロウ
⇒4回3セット
DAY3
・インクラインダンベルプレス
⇒4回3セット
・ブルガリアンスクワット
⇒4回3セット
・加重懸垂
⇒4回3セット
(1部位につき9セットから12セットと、一般的に効果的とされる範囲。)
※腕に関しては、それぞれの種目で補助的に働くので、あえて割愛。自身の発達具合などを考慮してバーベルカールやナローベンチプレスなどを追加するのが吉。
【まとめ】停滞時こそピリオダイゼーションを
上記の内容が、筋トレ界隈で言われるピリオダイゼーションの概要になります。
筋トレを始めたころは誰しも自然と右肩上がりで筋力や筋量は伸びていくものです。
ですが、筋トレ歴が3年もしない内からその成長スピードはやや落ちつき出し、それ以降は筋肉の獲得が困難に。
そんなわけで「最近いまいち成長を感じないな」という場合はぜひピリオダイゼーションを取り入れてみては!
では、終わり😉
※参考:「5×5」もあり↓

以上ピリオダイゼーションで筋トレしよう【着実に筋肥大を起こすコツ】でした。
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